ROCCAT Kone Proレビュー(持ち方を選ばない独自のエルゴ形状マウス)

ゲーミングデバイス

お久しぶりのマウスレビュー。最近イヤホンばっかり書いてますが腐ってもPCゲーマーなのでマウスについても気が向いたら書きますよ!
今回レビューするROCCATのマウスは人気の高いKoneシリーズの待望の新作です。一体どのような出来なのか、一緒に見ていきましょう!

①形状、持ちやすさ
従来のKoneシリーズと形状は同じです。ただ大きさは中型でいわゆるKPUとかに比べると大きめですね。あちらは小型マウスなので。形を言葉だけで説明するのは非常に難しいのですが持ちやすさについては書きやすいかな、と。それぞれの持ち方について見ていきます。
被せ持ち→相性が良いです。親指のガイドに指がすっぽりハマって収まりが良くて、マウス右側のシェイプが薬指、小指を上手くサポートしてくれます。
掴み持ち→親指のガイドと右側のシェイプが上手い具合に親指、薬指のサポートをしてくれるため非常に相性がいいですが、ある程度の手の大きさは必要です。
つまみ持ち→掴み持ちと同様の理由で相性がいいですが、こちらの方がよりフィットする印象を受けます。
ということで全ての持ち方に適性があるかな、と感じます。ただ小型マウスではなく中型マウスなため手が小さい方は注意が必要です。

②重さ、ケーブル
ケーブルを除く66gと非常に軽量です。こちらは有線版ですが全く同じバージョンで無線版も出ていてそちらは75gです。ワイヤレスが良い人はそちらも選択肢にバリバリに入ってくると思います。ケーブルの出来はそれなりといった感じで自分の環境だとケーブルをかなり浮かせられるので操作性に問題はありませんがそこまで柔らかいケーブルではないパラコードだと思います。ただ耐久性は高そうな気がします。

③マウスソール、センサー
マウスソールはデフォルトの中ではかなり滑りが良く快適な操作性です。
センサーは最大DPIが19000の第3世代のセンサーですがカーソル飛びや、lodのトラブルなどは見られません。適切に調整されているように見えます。

④ボタン、ホイール
ゲーム中使えるボタンの数は5つ。右クリック、左クリック、ホイールクリックに再度ボタン2つです。
マウス底面にプロファイル切り替えスイッチがありますがそれは後のソフトウェアの欄で記述します。
メインスイッチのクリック感はburst proから改善されより軽い力で反応するようになってますが誤爆は起きにくいように調整されています。
ホイールはノッチが一つ一つ指先で感じられるようになっていて回しすぎたり足りなかったりみたいな事が起きにくく、これもまた良調整。ホイールクリックも固くもなく柔らかくもなく良い塩梅です。
また、サイドボタンも押しやすい位置に適切に配置されていてクリック感も良いためにここの部分で不満を持つ人は少ないでしょう。

⑤ソフトウェア
ライティングや、DPI、lodなどを調整できます。
マウス本体に5つまでプロファイルを保存でき、マウス底面のボタンで切り替える事が可能です。
ただここは個人的好みになりますがDPIボタンを別途用意して欲しかったな、と。
ROCCATのソフトウェアだとDPIの調整画面が見にくく、少し調整するのがめんどくさく感じます。
なのでDPIボタンをマウス底面に別途で装備されてれば最高だったな、と思います。

⑥総評
ソフトウェアの部分で少し不満があるものの非常に完成度の高いマウスと言えます。持ち方もあまり問わないので手軽に手を出しやすいものかな、と。
ROCCATは独自形状の高品質なマウスが多いのでここは業界でも唯一無二だと思います。
前作burstシリーズの懸念点を解決して出しているためユーザーのフィードバックがきちんと反映されているのも好印象です。
左右非対称で軽量な高品質なマウスを考えてる人には候補に入れていただきたい1台ですね。

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