QoA Mojito(new)についての感想

イヤホンレビュー

QoA(Queen of Audio)とは中国の新興オーディオブランドでKineraとは姉妹ブランドとなっています。
QoA製品の特徴としてはまずイヤホンの見た目が美しいこと。またサウンド面ではウォームで聴き疲れしにくい音を目指しています。これは女性の方が男性より高音域が刺さりやすいと感じることを意識してのことだとか。

①今回掴んだものについて
そんなQoAのフラグシップ機のMojitoですが今回私が掴んだのは新しいモデルです。旧モデルとは主に高音域のチューニングを変えたのだとか。又、デフォルトのケーブルが4.4mmバランス接続(付属品で3.5mmアンバランス接続に対応可)となっていて、そこもコアな人にとっては嬉しいところ。

②付属品と装着感
付属品は3種類のイヤーチップ、イヤホンケーブル(4.4mm)、4.4mmから3.5mmへの変換プラグ、イヤホン、ポーチとなっています。箱も綺麗ですし価格に相応しい梱包内容ですね。
また装着感についてですがカスタムIEMのように自分の耳型がとられてるのではないかというレベルでほとんど完璧にフィットします。

③ドライバー構成
片側にSonion製が2台、Knowlesが4台乗ってる片側6BAイヤホンです。そのおかげか音域は5hz〜50khzとレンジが広いですね。
インピーダンスは23Ω 入力感度は118±2dbとなっていて比較的音量は取りやすいですね。

③音質
まず前提に自分のオーディオ環境について。
DX160 ver.2020にバランス接続で聴きました。
音質としては主に中高音域に寄ってるそんなイヤホンです。
まず高音域、とても爽やかな音色です。かなり突き抜けた綺麗な音色ですが耳に刺さりません。
中音域はBA機らしく自然な音色です。かなり前に出てきてくれるため、ボーカルを気持ちよく聴くことができます。
低音域は中高音域がメインとなっているのであまり目立ちませんがしっかりと曲を支えてくれるぐらいには出てます。決してボワついたりはしません。
片側6BAなため、ある程度情報量が多い音色となりますがそれぞれが個性を出しつつまとまるところは綺麗にまとまっています。

④総評
個人的にはいつまでもこの音色を聴いていたいと思わせるような音色に感じました。全体的に爽やかだけど聴き込むと寒色というよりはどちらかといえばウォームなのかな、とかなり不思議なサウンドです。
QoAのフラグシップ機に相応しい音質ですね。

コメント